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桜島 廃屋再生日記

超ど素人が日曜大工で廃屋を再生できるのか?

拝啓 本地川 洋一 さま

すみれじいの廃屋再生ストーリー。

始めてはみたものの、素人には限界があり、方向も定まらず、途方に暮れていました。

他の職人さんは皆、否定的で、誰も相手にしなかった廃屋再生。

初対面にも関わらず、快諾して下さったこと、心から感謝しています。

ひとつひとつの工程について、その理論と実技を、ていねいに教えて下さったこと。

モナカアイスを食べながら、昔話を聞かせてもらったこと。

「なぜ、そうするのか?まず考えてから手を動かすこと。」

物事の本質を教えて下さったこと。

「奄美の高倉」の話。

おとうさんの話、おくさまの話、こどもの話、まごの話・・・。

本当に、ありがとうございました。

経験に裏打ちされた「匠の技」は、技術者のはしくれである私にとって、まるで「神の手」のように見えました。

廃屋は古民家として生まれ変わりました。

本日で、大工仕事は、ひとまず終了とのこと。

いつまでも、続いて欲しい・・・。

そんな気持ちです。

とても寂しくなりますが、本地川さんから出された宿題が、まだたくさん残っています。

もし行きづまった時は、スーパーマンのように、また手伝いに来て下さいね。

「形から入って心に至る。」

たとえ形だけでもできるようになれば、いずれ心は自然とついてくる。

そして、その理由や本質も自然と分かるようになる。

ミドリのキャップに微妙に刺した鉛筆、粉じん防止の眼鏡、たくさんポケットが付いたメッシュ・ベスト・・・。

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追伸

仕事の途中、全身の痛みがひどくなり、病院へ行こうとされたことも聞きました。

本地川さん。

そうでしたね。

くれぐれも、無理をしないように。

来年の春は、桜島で花見をしましょう。

桜の木を植えます。

その翌年も。

毎年、毎年、桜島で花見をしましょう。

「仕事とは思い出づくり。」

一ケ月間、廃屋再生に協力して下さいまして、本当にありがとうございました。

たくさんの楽しい思い出を、ありがとうございました。

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いつまでもお元気で。

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感謝の気持ちを込めて。

すみれじい。


  1. 2012/05/27(日) 21:25:50|
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『M3』今も現役! since 1966

▽やや曇り。

バタバタと仕事を済ませて、お昼から桜島へ。

午後2時、現場着。

大工職人 本地川 洋一 御大、いつものように淡々と仕事中。

床下の外周に、木の柵を作る工事。

基礎に合わせてコンクリートブロックを切断し、組み上げていく。

本地川 御大、ブロックを木ぎれのようにサクサクとトリミング。

なんでもできる!。

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大工さんの仕事は幅広い。

「昔の大工は、何でもしなきゃならなかったんだよ。」

「工具や材料もたくさんないし、今ほど分業されていなかったから・・・。」

▽すみれじいは、部屋の内壁、「目板張り」の続き。

今日は、敬愛なる本地川 御大のコスチュームをまねて、取りあえず「メッシュ・ベスト」着用!。

Vest is Best!

まず、形から入るすみれじい。

ぱっと見は、中年の見習いの大工さん・・・?。

でも、超満足!。

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▽さて、本日のメインイベント。

先日、父からもらった、アンティークカメラで写真撮影会。

モデルはすみれじい。

ワンマンショー!。

ちょっと「ナルシシスティック」な感じ!。

古民家を写しているすみれじいを、デジカメで撮影。

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『Leica M3』1966年製。

すみれじいと同い年。

すみれじいが生まれたとき、父親が給料の数か月分を貯めて購入したもの。

以来、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学の入学式・卒業式などなど。

七五三、誕生日、クリスマス、鴨池動物園、鴨池空港・・・。

いろいろなシーンで、すみれじいを写し続けてきた、フィルムカメラ。

父は重い三脚をかつぎ、セルフタイマーで、一人っ子だったすみれじいと、いつも家族3人で写真撮影。

アルバムには、家族3人で撮った写真がたくさん残っています。

時は流れ・・・。

今、すみれじいの子供たち(3姉妹)の写真は、デジカメオンリー。

久しぶりの出番。

『M3』今も現役!。

モデルはすみれじい。

うまく撮るているかどうかは、現像して始めてわかる。

いずれにしても、そのシーンの「空気」を十分に拾ってくれる。

デジカメでは撮れない、「その場の雰囲気」をフィルムカメラは記録してくれる。

▽しばし、うっとり!。

木枠の窓ガラスは薄くて割れやすい。

本地川 御大に、セキュリティーのため、木製の格子を取り付けてもらう。

すみれじいは、その上にクレオソートで防腐処理。

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何ともいい色合い。

仕上がりに、しばし、うっとり!。

玄関の電笠と格子からもれる光に、またまたうっとり!。

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今日も充実した一日でした。



  1. 2012/05/26(土) 23:22:34|
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すみれじいの寄り道 〜via 仙巌園 〜

▽午前中で仕事終了。

桜島へ行く途中、少し寄り道。

「仙巌園」は、通称「磯庭園」と呼ばれ、旧薩摩藩主の別邸跡。

桜島を築山に、錦江湾を池に見たてた、スケールの大きな、借景の庭園。

鹿児島県屈指の観光スポット!。

ただ、生粋の鹿児島県民である、すみれじいにとっては、近くて遠い場所。

30年ぶり。

「島津家の家紋」と「桜島の借景」。

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「鶴灯篭」と「磯御殿」。

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訪問の目的は、お気に入りの画家 きはらごう 氏の作品を見るためでした。

根っこがしっかりしていて、色づかいが繊細できれい、構図がわかりやすくて、何よりも楽しい・・・!。

一度見たら、心の中で、いつまでもリピートしているような、そんな絵!

キャンバス以外にも、木の板に描いたり、陶器の絵付け、パッケージデザインも手がけるマルチアーティスト!

同氏の作品が「仙巌園」で見られるという情報を入手。

あちこち探し歩き、ついに発見!。

しばし、うっとり!。

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「仙巌園」でしか入手できないグッズを購入。

とても欲しかった作品に、超満足!。

▽午後3時、桜島着。

大工職人 本地川 洋一 御大は、別の現場の仕上げのため、しばらくお休み。

ちょっと寂しい感じ・・・。

あの、カズラに埋れた廃屋。

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かなり、家らしくなってきました。

購入した作品を、板を張り替えたばかりの床の間にセッティング。

「錦彩薩摩」、桜島と鹿児島の風景が描かれており、色がとてもきれい。

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「仙巌園絵巻(絵葉書)」、5枚セットでつなげると立体的な絵に・・・おもしろい。

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「知覧茶 仙巌園」、パッケージの中央に、噴煙を上げる桜島の絵が・・・。

「仙巌園」には、日本で唯一、猫を祀るという「猫神神社」があるそうな。

猫づくし、テンペラ画とマグカップ。

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「ほっ!」。

すみれじいの寄り道。

きはら ごう 氏の作品を見ながら、何もせず、ぼんやりと過ごした午後でした。

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「ほっ!」。

  1. 2012/05/23(水) 18:31:34|
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すみれじいの「目板張り」 ~ケガをしたら終わり~

今日は雨。

少し肌寒い感じ。

やや疲れ気味、午前8時、桜島着。

大工職人 本地川 洋一 御大は、淡々と仕事中。

本地川 御大は、風呂場の壁板の打ち付け。

天井の梁の形にあわせて、板をトリミングして、クギ打ち。

少しずつ、家らしくなってきました。

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本日の、すみれじいのお題は、「目板張り」。

「目板」とは、壁に張った板の合わせ目(木が乾燥すると収縮して隙間があいてくる)に、補強と隙間を隠すために

打ち付ける幅の狭い板のこと。

板と板の隙間に、細長い板を打ち付けていく。

今日は、大工さんの電動工具を貸してもらいました。

まず、長さを測って。

スライド式の電動丸ノコで切断。

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コンプレッサー式のクギ打ち機でクギ打ち。

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何という、スピード感。

今までは、1本1本手動ノコギリで、斜めになりながら切断。

ハンマーでたたきながら、1本ずつクギ打ち。

少ない労力で、より正確に、より迅速に作業ができました!。

電動工具、欲しい・・・!。

本地川 御大 曰く。

「ケガをしたら終わり。」

まったく、その通り・・・。

ありきたりな言葉ですが、とても重さを感じました。

午後5時に作業終了。

片づけをしていると、桜島が噴火。

風に乗って、真っ黒い火山灰のかたまりが・・・。

恐るべし、桜島!。

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帰る途中、近所のおじちゃんが、「これ、あげる。どうせ落ちて腐るだけだから。」と、もぎたてのびわをお土産に

持ってきてくれました。

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このびわの甘くておいしかったこと。

「こんなにおいしいものを、落ちて腐らすのは、もったいないなぁ・・・」

そんなことを、ぼんやりと考えながら、火山灰が降りそそぐ錦江湾を、フェリーで帰りました。

いろんなことがあるなぁ!。

さて、明日からお小遣いをためて、電動工具を買おうかな・・・。



  1. 2012/05/20(日) 21:30:55|
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『火山博士と行く桜島ガイドツアー』NPO法人 桜島ミュージアム presents

▽今日は、すみれじいの職場の同僚たちと「桜島」体感学習。

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テーマは、「これであなたも、桜島マイスター!」。

近くて遠い、桜島・・・。

毎週のように桜島を訪れている、すみれじいでさえ、「火山灰」くらいしか、イメージが浮かびません。

題して、『火山博士と行く桜島ガイドツアー』。

本日の案内は、「NPO法人 桜島ミュージアム」理事長 福島 大輔 博士。

専門は火山地質学で、鹿児島大学でも、教鞭を執っておられるとのこと。

第一印象、生真面目で、硬派な感じ・・・!。

みんな、講義を受けるような、神妙な面持ちで、午前10時よりツアー開始。

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▽「桜島ビジターセンター」

まず、シアタールームで「桜島の噴火の歴史や自然」について学習。

それから、福島 博士 のレクチャー。

「桜島の成長と噴火の歴史、植物の移り変わり」。

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なるほど!、少しずつ興味が湧いてきた。

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▽「有村海岸」

いよいよ、福島 博士 の車に乗り込み、桜島体感実習。

ここは、歴史的大噴火の溶岩を一同に見ることができる場所。

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下は、昭和噴火の時の溶岩。

「低木林」といい、クロマツなどがまばらに茂る感じ。

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次は、大正噴火の時の溶岩。

「陽樹林」といい、大きく成長したクロマツが生い茂る。

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そして、安永噴火の時の溶岩。

「極相林」といい、森のように木々が生い茂っているのが分かる。

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さて、この有村海岸は、「天然温泉堀り」ができることでも有名。

スコップで砂を掘っていくと・・・。

熱い温泉が湧き出してくる。

何とも不思議な感覚。

福島 博士 が準備してくれた「ゆ」と書かれたのれんをバックに、ワンショット。

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楽しくて、楽しくて、無我夢中で掘りました。

最後は、「足湯」ならぬ「手湯」!。

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▽「桜島口」

特に何もない殺風景な場所。

ここでレクチャー開始!。

大正噴火の時、溶岩で桜島と大隅半島がつながった所。

右側が桜島。

この地区には、薩摩藩の造船所があり、「昇平丸」に掲げられた日の丸が、日本の国旗の原点になったらしい。

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▽「旅の里 火山展望台」

トイレ休憩。

ここの桜島大根の漬物は最高でした。

何と、おみやげ屋さんの裏側には展望台が。

「埋没鳥居」のレプリカがあり・・・。

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ここから眺める昭和火口は絶景でした。

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▽「塩谷ケ元港」

海底から温泉が湧き出し、その成分で海水がエメラルドグリーンに見える。

バスクリンを入れすぎたお風呂みたいな感じ!。

右側は、西暦700年代の噴火の時の溶岩。

左側は、昭和噴火の時の溶岩。

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奥に見える廃屋は温泉跡。

すみれじいの血が騒ぎました。

クルーザーで乗りつけて、そのまま入れる温泉みたいな・・・!。

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趣があって、いいね!。

▽「黒神埋没鳥居」

大正噴火の時の溶岩で埋れた鳥居。

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奥には「腹五社神社」。

ここの境内の木々は、噴火という試練を乗り越え、当時のまま、生き残っているとのこと。

パワースポットと呼ばれる所以である。

名前の通り、安産に御利益があるとのこと。

福島 博士 、今週には赤ちゃんが生まれるらしい。

いっしょに、お参り。

「無事に赤ちゃんが生まれますように!。」

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▽「藤野あこう群」

防風林として植えられている「あこう」。

通称「絞め殺しの木」と呼ばれる。

「さつま白波」の看板が・・・。

これは、噴火とは関係ないみたい!。

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北岳から見た桜島。

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▽桜島を左回りに一周、所要時間3時間。

昼食は、国民宿舎レインボー桜島のレストラン「アルコバレーノ」。

「海鮮丼」。

カンパチを始め、旬の海鮮が盛りだくさん。

みんな大満足!。

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▽そしていよいよ、「廃屋再生日記」の舞台へ、みなさんをご招待。

本日の超サプライズ!。

誰も知らない、すみれじいの秘密を、本邦初公開!。

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あれっ!。

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みんなの反応は、イマイチ・・・。

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あまり、興味がなさそう・・・。

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気を取り直して、みんなで記念撮影。

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大工職人 本地川 洋一 御大は、いつもと変わらず、仕事に集中。

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すみれじいは、みんなの反応に、ちょっと落ち込み気味・・・。

そして、桜島をあとにしました。

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▽『火山博士と行く桜島ガイドツアー』

桜島の魅力を満喫。

桜島のエネルギーを体感できた一日でした。

第一印象、生真面目で、硬派な感じの、Dr.Fukushima 。

実はとってもおもしろい!。

ジョークは、星★★★★★!。

桜島のことをしゃべりだすと、止まらない。

みんなの質問にも、わかりやすく、ていねいに答えてくれる。

その熱意に、いつの間にか、みんなが「福島ワールド」に引き込まれていました。

参加者7名全員が、「桜島」&「福島ワールド」の大ファンになりました。

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「これでみんなも、桜島マイスター!」。

近くて近い、桜島・・・。

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福島 大輔 さん、本当にありがとうございました。

これからも、「桜島」をよろしくお願いします。

  1. 2012/05/16(水) 21:24:51|
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すみれじいの「水平出し」

▽やや疲れ気味。

朝寝坊して、9時に起床。

バタバタと、10時に桜島着。

▽本日も、大工職人 本地川 洋一 御大と二人で作業。

本地川 御大は、内装の杉板張り。

手際よく、あっという間の早仕事。

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戸袋に面する壁には、「戸出し穴」。

これは、雨戸を閉める際に、家の中から戸をスライドさせるための小窓。

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そうなんだ・・・。

▽すみれじいの、本日のお題は、「床の水平出し」。

礎石の上に、まっすぐ「束柱」を立てる。

その上に「大引き」という太くて長い柱を横たえる。

それと直交するように、「根太」を打ち付けていく。

この面が、上下にふくれたり、へこんだりすると、仕上がりの床が波打ってしまう。

本地川 御大の厳しいチェック!。

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何度も何度も、やり直し。

答えのないパズルをやっているような感じ・・・。

こっちは素人なのに・・・。

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7時間後、やっとOK!。

言葉に表せない、達成感!。

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大工用語で、陸(ロク:水平の意味)が出ていないことを「陸(ロク)出なし」と言うそうな。

すみれじいの「水平出し」は大成功!。

本当によかった。

▽帰りに、近くに住む、柴犬の「ヤマト」君が遊びに来てくれました。

もっと、遊びたかったみたい。

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明日から、また仕事を頑張ろう。

疲れたけど、桜島と本地川さん、そしてヤマト君に、いっぱい元気をもらいました。

今日も一日、ありがとうございました。



  1. 2012/05/13(日) 22:17:38|
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すみれじいの「釘じまい」

▽午前中、バタバタと仕事を終わらせ、午後から桜島へ。

大工職人 本地川 洋一 御大は、午前7時に桜島着。

今日の仕事は、厠(かわや:トイレの意)の建て付け。

ヒノキの板を床に張って、Yahooオークションで落札した「古い厠戸」を取り付ける作業。

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戸の幅に合わせて、2本の柱を立ち上げて・・・。

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あっという間に、内壁の張り付け。

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厠の完成。

天井の高さが、かなり低い。

昔の和式トイレ、しゃがんで用を足すから、こんなものか!。

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▽すみれじい、本日の作業は、「釘じまい」。

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梱包用の枠材を、再利用するために、釘をていねいに抜いて、分解していく作業。

慣れないながらも、とても楽しい作業でした。

「釘1本抜くのも、よく考えて、手を動かすことが大事。」と、本地川 御大から指導!。

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ばらした材木は、畳の下の、床板に再利用します。

「釘じまい」終了。

材木を見ながら、しばし、うっとり!。

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ついでに、材木の反り、曲がりなどを調べる「見立て」のやり方を教えてもらいました。

かなり反っている状態を、「あばれ」と言うそうです。

大工用語、とても面白い。

あまり様にはなっていませんが・・・。

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▽本日、志布志の永里 安則 御大は、仕事でお休み。

永里 御大の軽トラが無いので、すみれじいの自家用車に廃材等を積んで、隣接する畑へ。

何とかなるものです!。

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職種に関わらず、どんな仕事でも、自分でしっかりと考え、実践することはとても大切なことだと思います。

初心者は、まず先生のやり方を謙虚に学び、その通りやってみる。

次に、自分なりに考えて、試行錯誤してみる。

そして、自分なりの方法論を見つける。

日本の古武道でいう、「守・破・離!」。

でも、最終的には、長年続けている先生(職人さん)のやり方にたどり着くのかも・・・。

今日も一日、有意義な時間を、ありがとうございました。




  1. 2012/05/12(土) 23:38:15|
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大工職人 本地川 洋一 伝

▽大工職人 本地川 洋一 、72歳。

若いころ、仕事に対しては、自分にも、他人にも、たいへん厳しかったとのこと。

決して妥協せず、納得のいくまで、何度でもやり直し。

後輩の職人さんを、叱り飛ばすことも、しばしば。

その職人さん達は、本地川 御大の教訓を糧に、今は一流の大工職人に。

「なにくそー、いつか、本地川さんを追い越して見せるぞ・・・。」

そんな気持ちだったのでしょう。

その後、幾度の大病を経て・・・。

今は、仕事に対して、自分には厳しく、他人にはやさしく。

休憩のときに見せる、笑顔。

とても、素敵です。

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▽ひとたび、大工道具を握ると・・・。

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▽本地川 御大 曰く。

「表に見えない部分が大事。」

「上から板を張ると、決して、日の目を見ない部分。」

「心を込めて、一生懸命、腕を振るう。」

「だから、表に見えない部分が大事。」

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▽本地川 御大 曰く。

「大工仕事は、時を超えた、『職人の技』との闘い。」

「古い家に、手を入れる時には、『数十年前の職人の技』との闘い。」

「新しい家を、建てる時には、『数十年後に手を入れる職人の技』との闘い。」

「だから、大工仕事は、時を超えた、『職人の技』との闘い。」

これが、大工職人 本地川 洋一 の真髄。

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▽これまでの仕事で、特に、思い入れの深い建物。

開聞山麓、「フラワーパークかごしま」内にある、「奄美の高倉」。

さっそく、行ってきました。

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メインエントランス「ジャングル花の谷」、正面にたたずむ「奄美の高倉」。

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人の住むことのない家。

「高倉」は、南方より奄美諸島に伝わった、穀物倉で、屋根裏が倉庫になっています。

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茅葺きで、足柱が長いのは、風通しをよくし、湿気を防ぐため。

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丸柱にして、よく、削り磨いてあるのは、ネズミが上まで登れないようにするため。

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また、火災や台風に備えて、下の横棒を抜いて倒せるよう、一本のクギも使われていないのが特徴。

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大工職人 本地川 洋一 御大、職人の技は、こんなところにも、息づいていました。

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▽永里 安則 御大 曰く。

「ホンマの大工職人は、エエ棟梁には、なれませんのや。」

「自分の仕事しか、納得でけへんから。」

「自分の腕しか、信用でけへんから。」

「イチローは、エエ監督には、なれへんもんなー!。」

▽大工職人 本地川 洋一 様。

生涯現役で。

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すみれじい より。



  1. 2012/05/05(土) 20:30:04|
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匠〜熟練の技〜棟梁 本地川 洋一 さん初登場 (其の五)

快晴。

鹿児島市内から棟梁 本地川 洋一 御大、志布志から永里 安則 御大、午前7時過ぎに、桜島へ来てくれました。

すみれじいは、フェリーの混雑で、午前9時過ぎ、現場着。

今日の作業は、各自、それぞれ。

本地川 御大の指示に従い、淡々と作業。

仕事風景。

さすが、棟梁!。

「目」が違います。

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永里 御大は、基礎のレベリング調整。

かなり歪んでいるので、堂々巡り、迷路のような作業。

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途中、近所のおばちゃんが、例の「万病に効く」という薬草を、天ぷらにして持ってきてくれました。

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おまけに、たった今、採ったばかりの、薬草まで。

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永里 御大は、手を止めて、ワンショット。

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すみれじいは、クギを打ち付けた部分のくぼみを、シリコンコーキングでパテ埋め。

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最後は、仕上がりに、しばしうっとり。

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GWは、桜島で終わりそう。

帰りのフェリーも混雑。

陸まわりで、帰路につきました。

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今日も一日、ありがとうございました。




  1. 2012/05/04(金) 22:54:41|
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匠〜熟練の技〜棟梁 本地川 洋一 さん初登場 (其の四)

すみれじいは、午前中で仕事を終わらせて、桜島へ。

志布志から、永里 安則 御大。

庇(ひさし)のチェック。

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本日は、内壁の板張り。

すみれじいの仕事は、「クギじまい」。

壁に残った古クギを、丁寧に取り除いていく。

床に這いつくばいながら、ワンショット。

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ブログ開設以来、初めて真剣な顔。

棟梁 本地川 洋一 御大から、直々に指導。

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本地川 御大の動きは、流れるように、止まることなく、進んでいきます。

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廃材を軽トラに積んで、ワンショット。

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休憩中。

棟梁の左手にあるのは、好物の「バニラモナカ」。

仕事には、たいへん厳しいですが、休憩中は、いつもニコニコ。

とても優しいおじさん!。

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隣接する畑に、廃材を一時保管。

軽トラのダンプは、本当に便利。

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本地川 御大が、壁板の打ち付けをしている間、永里 御大と床板はがし。

はがした板のクギもしっかり抜いて、「クギじまい」。

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本地川 御大、とにかく、渋い。

写真に、動きがあります。

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すみれじいは、掃除と片付けに徹します。

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本日の作業は、午後5時に終了。

お二方が、家路につかれたあと。

すみれじいは、やっと根付いた、廃屋ソテツとベニカナメモチに、音楽のプレゼント。

「すみれじいワンマンショー!」。

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ヘンリーマンシーニから「ムーンリバー」、「ひまわり」・・・、そして、唱歌「ふるさと」などなど。

すみれじい、自己満足の一日。

今日も一日、ありがとうございました。


  1. 2012/05/02(水) 21:50:52|
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匠〜熟練の技〜棟梁 本地川 洋一 さん初登場 (平均年齢71才)

今日、すみれじいは、本業の仕事でお休み。

あいにくの雨。

桜島も、どんより。

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棟梁 本地川 洋一 御大、永里 安則 御大。

お二人で、裏の木枠の引き戸の建て付け。

もともとあったアルミサッシを、オークションで落札した木枠のガラス戸に取り替える作業。

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黙々と作業。

あえて、廃材を使い、枠を組んでいく。

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本地川 御大の仕事は、電光石火!。

いくつかの工程を、流れるように・・・。

「新しい木で、新しい家を作るのは、大工の仕事。」

「古い木で、廃屋を再生するのは、大工の酔狂。」

「でも、これが一番面倒で、面白いんだよ。」

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ミリ単位で、寸法を測って。

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休憩中。

コーヒー片手に、素敵な笑顔!。

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本地川 御大の好物は、バニラアイス。

左手にあるのは、差し入れの、アイスモナカ。

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湿度が高く、小さい虫が寄ってくるので、虫よけ「蚊取り線香」。

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建て付け完了。

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アルミサッシに負けない、開閉のスムーズさ。

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お二人の平均年齢、71才。

匠〜熟練の技。

道を極めた人は、笑顔が素敵だと思います。




  1. 2012/05/01(火) 23:33:06|
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